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許したくないなら、許さなくていい。逃げてもいい。~私のいじめ体験記~

2018/11/13
 
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宮城県仙台市近郊を拠点に活動しているフリーライター。宮城県在住。現在は主にネットにて執筆中。紙媒体も募集中。 得意分野は、エンタメ系・乗り物系全般・iPhoneなどガジェット系・子育て系・地域に関すること等。 一眼レフカメラ(CannonEOSkissX9)を所有し、取材、インタビュー、撮影もこなす。 ブログでは、仕事のこと、体験取材記事を中心に、大好きなことについて、レビュー記事などさまざまな記事を執筆。 詳しいプロフィールと執筆実績は、サイト内のそれぞれのページに掲載。

こんにちは。フリーライター・ブロガーのいたまりことイタガキマリコ
@itamari_DB_ar_g)です。

 

今回は、私のいじめ体験を書きます。今、私は34歳で小学生のママですが、中学卒業までのあの期間を、今も覚えています。20年以上も前の事なのに。

幼稚園の頃からいじめられていた。小学校の記憶はない。

私は、幼稚園の頃からいじめられていたようです。ようです、というのは、自分では覚えていないから。私の親の話によると、私は幼稚園の頃からマイペースだったらしく、キツイ性格のクラスの子にいじめられていたみたいです。でも、私はその頃は他に友達がいたので、そんなに落ち込んでいなかったそう。ジャングルジムから落とされたりもしたそうです。

そのまま小学校に入学しました。しばらくすると、また、だんだんいじめに遭うようになったそうです。というのも、これまた私自身覚えていないのです。

小学校の時の記憶、ありますか?私の場合、ほぼありません。小4で転校するまでの記憶がすっかり抜け落ちています。学芸会で何をやった、くらいしか覚えてないのです。

でも、親から話を聞いて、記憶がない理由がわかったような気がしました。その小学校では、低学年の頃から、結構激しいいじめに遭っていたようなのです。

例えば、髪を切られたり、体育着をトイレや、濡れた床でびしょびしょにされたり。他にも靴を隠される、服を汚される等、よくあるいじめの手法をたくさん受け、最初は学校が好きだったけど、不登校になりかけた、と話してくれました。

そんな生活をしているうちに、親の仕事の都合で、転校することになりました。

いじめの原因はとっても些細なこと

転校した小学校は、前の学校に比べてかなり大きな学校でした。私はその頃から背が大きい方で、クラスの子に大きい!と言われたことを覚えています。しかし、転校して間もないうちに、またいじめに遭うことになったのです。

いじめって、何が原因で始まると思いますか?私の場合、確実に原因の一つになったのが『体育着』でした。

転校先の学校は、当時、男子が青、女子が赤の体育着を着ていました。それに対して、私が着ている体育着は青。前の学校は、男女関係なく青だったからです。

どうして前の学校の体育着を着ていたかというと、転校してきたのが3学期だったので、学校から許可を得て着ていました。

しかし、その体育着が原因で、いじめというか、喧嘩みたいな感じになりました。男の子じゃないのに、なんで青の体育着を着てるんだ!と言われ、私は私で言い返すものだから、どんどんエスカレートしていったのです。

最終的には、先生が割って入って止める、というところまでいきました。

この出来事や、他の原因もあり、私はいじめられっ子になってしまいました。そのいじめは、どんどんクラス、学年中に広がっていきました。

小学校の時のいじめは、男子と女子の体格差がそんなになかったりするので、主に悪口や無視、物を隠されたり壊されたり、ということが主でした。それでも、毎日毎日言われ続けるのは、とても辛いものでした。



 

中学生になると、いじめに暴力が加わった

中学校になると、私へのいじめはさらに酷いものになりました。ほぼ学年全員の人達(男女問わず)がいじめるようになったのです。しかも、私の学年が特に荒れていて、一クラスに一人以上は不良がいて、一人以上はいじめられっ子がいる、という状態でした。

例えば、こんなことをされました。

ばい菌扱い。わざと触ったり、ぶつかってきて、汚い!と鬼ごっこが始まるんです。私に触ったり、ぶつかったりした人が鬼。ばい菌に触っちゃった!汚い!ってタッチしていくんですね。これが毎日繰り返されるのです。

他にも、ブス!死ね!消えろ!等、こういった悪口を1日中言われ続けます。しかも複数の人から。やめて!といっても辞めないので、黙っているようになりました。

さらに、複数の男子から殴ったり蹴られたりするようになりました。

他のクラスの男子が私のクラスに入ってきて、なんだ?と思ったら、まっすぐ私のところにやってきて、お腹をおもいっきりグーでパンチして帰っていきました。
私は痛さと驚きとで、しゃがみ込むのが精いっぱい。こんなことがしょっちゅうでした。

また、他のクラスのお友達と廊下にいたら、(その子もいじめられっ子)いきなり二人とも背中を思いっきり蹴られ、吹っ飛んだこともありました。

男子が私や他のいじめられっ子に暴力をふるう時は、顔はやらず、主にお腹や背中にやっていました。顔はすぐバレるからでしょうね。

また、私は中学時代、テニス部に所属していたのですが、すぐ隣で練習していたサッカー部の同級生たちが、私に当てるために、わざとサッカーボールをこっちに蹴ってきたんです。試合の時のあの力で。

当たってケガをしたこともありました。いつボールが飛んでくるかわからない。部活の時は恐怖と戦いながら練習していました。

階段を下りるときはいつもドキドキしていました。押されたことがあったからです。

複数の男子に本気で追いかけられた

特に記憶に残ってるのが、いつも私をいじめていた男子複数人に、本気で追いかけられたことです。

掃除の時間、廊下で男子にブス!死ね!など、悪口をさんざん怒鳴るように言われ、うるさい!と言い返したら、男子が持っていたほうきを振り上げ、『殺すぞ!殴るぞ!』と怒鳴り、追いかけてきました。

声と表情で、本気だとわかり、(捕まったら何されるかわからない!殴られるだけじゃ済まない!)と私も本気で逃げました。

そしたら、いつの間にか追いかける男子がどんどん増えていきました。元々追いかけていた男子から話を聞き、面白そう、とでも思ったのか、同じように怒ったのか、気が付いたときには5人くらいになっていたのです。

そのくらいの人数の男子達が、殴るぞ!殺すぞ!と怒鳴りながら追いかけてくるので、私の恐怖はどんどん増していきました。自分の教室がある階だけじゃなく、全部の階を走って逃げました。
何度か数人の先生とすれ違いましたが、『廊下は走らない!』と言うだけ。

そんなことをしているうちに、帰りのホームルームの時間が迫っていました。私はとにかく教室へ!と思い、走って走って、自分の教室に飛び込みました。そして、『男子に追いかけられて・・・』とハァハァ言いながら担任の先生に必死で説明しました。

しかし、先生は私を見ると、『何やってるの、早く座って』と真顔で言いました。そんな時、追いかけてきた男子の顔が見えて、私はまた教室を飛び出しました。

でも、教室で説明したことで、同じクラスの唯一の友達が状況を把握してくれて、一緒に逃げてくれたんです。女子トイレに入るよう教えてくれ、さらに、モップで外側から開かないようにしてくれました。

女子トイレにやってきた男子たちは、しばらくの間、ドアを蹴ったり、ガンガン引っ張って開けようとして、『早く出てこい!』『殴ってやっからよ!』などさんざん怒鳴っていました。私はトイレの奥に行って、怖くてしゃがんでいました。男子達の声が聞えなくなってからも、しばらく外に出ることができませんでした。

結局私は、帰りのホームルームに出れませんでした。それでも、先生から何かを聞かれたりすることはなかったのです。

こんな酷いいじめが、中学卒業まで続いたのでした。

その反動で、高校ではほとんど自分を出さず、黙って静かに過ごしました。学校にいる朝から夕方まで黙っているのもザラでした。今日は6時間全然話さなかったな、とか。学校外の友達にその話をしたら、「こんなにしゃべるいたまりが?そんなわけないじゃん!」と本気にされませんでした(笑)それくらい、学校の外ではたくさん笑って、たくさんしゃべっていたのです。

いじめの乗り越え方 私の場合

私は小学校から中学卒業まで、酷いいじめに遭いました。しかし、不登校になることはありませんでした。理由はいくつかあります。

まず、ほぼ学年全員からいじめられていた私でしたが、本当に少数ですが、友達がいました。同じいじめられっ子だったり、小学校の時から変わらず接してくれる友達がいてくれたおかげで、その友達に会うために学校に行けたのです。

いじめや嫌がらせ、無視などを全くせず、ただ普通に接してくれて、一緒に帰ってくれる。そのことが、涙が出るほど嬉しかったです。

もう一つは、中学2年生の時に、ロックバンドのGLAYと出会ったことが大きかったのです。曲を聴き、ライブ映像を見ることで、凄く励まされたし、支えになってくれました。GLAYも頑張ってるから、自分も頑張る。そう思えることが出来ました。

さらに、親がいじめについて、話を聞いてくれたりしてくれたことも大きかったです。

少数だけど、大切な友達とGLAY。このどちらかがなかったら、本気で私は死んでいたと思います。友達にも、GLAYにも、そして親にも、とても感謝しています。

先生達の対応にがっかり

いじめられている人はたくさんいると思います。私も小学校の時も、中学校の時も、先生に何度も伝えました。いじめられてる!と。そしたら、小学校も、中学校も、先生は同じようなことをやりました。

それは、私を抜かした、クラス全員での話し合いです。これをやったあと、どうなるかというと、やっぱり、いじめが酷くなりました。

そして、先生によっては、時には私にも原因があると説教されることもありました。

中学校になると、学年が荒れていたからか、学年集会がしょっちゅうありました。そこでよく言われたのが、私達へのいじめについてでした。しかも名指しです。といっても、名指しされるのはいじめられている私達でした。

酷い時は、壊された道具を学年全員に見せて、「これは○○さんの道具です。壊したのは誰ですか!?」と先生が言ったこともありました。

とにかく、先生の対応もつらかったです。

 

今ならわかる。私自身にも原因があったこと。それでもいじめはやっちゃいけない

今ならはっきりわかります。私自身にも原因があったこと。未受診ですが、ADHDですし、周りもイライラしたんでしょう。

でも、それでもやっぱり、いじめはしちゃいけないんです。いじめられたほうは、一生の傷になるんです。一生忘れられないんです。

大人になってもフラッシュバックしたりして、ずっとずーっと苦しむんです。大げさではありません。ブスって言われ続けると、自分はブスなんだって思い込んでしまうんです。

軽くいじめているだけ、と思っている人。からかっているだけと思っている人。私をいじめた人のように、ストレス発散に暴力をしている人。

あなたはいじめられた人の人生を壊しているんです。長い長い人生を壊した責任を取ることができますか?

 

許したくないなら、許さなくていい。逃げてもいい。

今、私には小学生の息子がいます。もしもこれからいじめられたとしたら、すぐに気づいてあげられる親になりたいです。そして、いくらでも休んでいいよ、不登校になっていいよ、とすぐ言ってあげられる親になりたい。

いじめられることは全く恥ずかしいことではないこと、どんな理由でも、いじめる方が100パーセント悪いこと。これを常に息子に話して聞かせます。どんな時でも、しっかり話を聴いてあげられる親になります。本人が休みたい、行きたくないと言ったらいいよ、ってすぐ言いたい。

何よりも、もし、息子がいじめられても、今の学校がいいと言ったら、戦おうと今から決めています。私は普段、あまり自分の意見を言えません。でも、息子のためならそんなこと言ってられない!逃げてもいい、でも今の居場所がいいなら戦う。選択肢をたくさん作ってあげたいです。

現在、私の地元では、私の中学の時の同級生たちが集まり、忘年会や新年会などの集まりが行われています。でも
私は絶対に行きたくありません。なぜなら、あの時の事を許していないから。

先生にいじめられていると訴えても、謝る、謝らない、許す、許さないの話になることが多々あると思います。でも、いじめられて、そんなに簡単に許せますか?許せませんよね。

私も許せなかった。いや、むしろ現在進行形で許せません。そんなに簡単に許さなくていいんです。そして、逃げたい!と思ったら、学校休んでも、逃げてもいいんです。

いつか、学校は卒業することができます。ずっと休んでいたっていいんです。高校とかだったら、辞めたっていいんです。いくらでもやり直せます。

もし職場でいじめられていたら、自分から辞めましょう。外の世界は広いです。どうか、苦しい世界、辛い世界から逃げてください。あなたは一人じゃありません。空は繋がっています。(これが空の写真を載せた理由です。)

どうか、死なないでください。あなたには、輝かしい未来があります。今の小さな世界から抜け出してください。大きな世界に出たり、大人になったら、いつか必ず『生きていてよかった』と思える時が来ます。

それが元いじめられっ子の私からの願いです。

 

 

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宮城県仙台市近郊を拠点に活動しているフリーライター。宮城県在住。現在は主にネットにて執筆中。紙媒体も募集中。 得意分野は、エンタメ系・乗り物系全般・iPhoneなどガジェット系・子育て系・地域に関すること等。 一眼レフカメラ(CannonEOSkissX9)を所有し、取材、インタビュー、撮影もこなす。 ブログでは、仕事のこと、体験取材記事を中心に、大好きなことについて、レビュー記事などさまざまな記事を執筆。 詳しいプロフィールと執筆実績は、サイト内のそれぞれのページに掲載。




Comment

  1. 浅岡家山 より:

    初めまして。浅岡といいます。
    いじめは辛いですよね。私も学生の頃にいじめられていて、いたまりさんの記事を読むと、その頃を思い出して、ちょっと苦しくなりました。

    いじめをするひとは、半分、病気だそうです。
    脳内のホルモンの関係で、倫理観が消し飛んで、いじめをするそうです。
    『ヒトは「いじめ」をやめられない』という本に書いてありました。

    逃げ出してもいい、逃げても、他により所があるような社会になっていって欲しいですね。

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